『ポールジロー キュベスペシャル シャルド ロット99』『ポールジロー キュベスペシャル パスティーユ ロット74』
シングルモルトやコニャックなどの蒸留酒の醍醐味は古酒にあります。
私たちはいつもスペイサイドのオールドビンテージに懐かしさを覚え、アイラモルトの古酒に胸を躍らせ、またグランシャンパーニュの長期熟成で静かな時間を取り戻しますが、残念ながらこれらの長期に熟成された原酒は年々枯渇の一途を辿っております。
400年前からグランシャンパーニュ地区に根ざし、1800年代後半からコニャックの生産を行うなど「コニャックのストラディバリウス」とも言える貴重な生産者であるポールジローにとっても、やはり同様に年々古酒が貴重な存在となっており、以前のように特別な限定品をリリースする機会が少なくなってしまいました。
キュベスペシャルというシリーズはかねてよりジロー氏の節目の年に作られた原酒を用いたり、特別なセラーの名前を冠したりなどジロー家にまつわるストーリーと共にお届けしてきましたが、今回も前回同様ジロー家が所有していた「馬」にスポットが当てられており、商品名の「シャルド」というのは所有馬が産まれた繁殖場の名前から取られています。(裏ラベル訳参照)
コニャック・ポールジローが持つ繊細で柔らかい風味、透明感のある柑橘系の香りは今回のキュベスペシャルでも健在です。その特長が存分に発揮されており、年数を経たグランシャンパーニュの古酒のみが持つ深みのある余韻を、なかなか味わえる機会の少なくなった昨今、ぜひ一人でも多くの皆さまに楽しんでいただきたいと願っております。
コニャック・ポールジローが持つ繊細で柔らかい風味、透明感のある柑橘系の香りは今回のキュベスペシャルでも健在です。その特長が存分に発揮されており、年数を経たグランシャンパーニュの古酒のみが持つ深みのある余韻を、なかなか味わえる機会の少なくなった昨今、ぜひ一人でも多くの皆さまに楽しんでいただきたいと願っております。<裏ラベル訳>
この「シャルド」という名前は、私の息子ポールの馬、トレゾールが生まれた繁殖場の名前から来ている。馬の血統は肉体的、精神的な資質を伝承する必要不可欠なものだ。家族経営の繁殖場では、優れた能力を持つ仔馬を生産するために、最良の繁殖牝馬と種牡馬を選別している。この選別プロセスは、限りなく完璧な生産条件を求め、この1999年のコニャックが作られたような最高のテロワール(グラン・シャンパーニュ)と最高のロケーション(丘の斜面や半斜面)を選択するという私達のコニャック造りにも通じている。
先代であるジロー氏の父親は、馬への情熱を燃やし続けた人でした。
ジロー家で働いていた家族同然とも言うべき馬 - 名をパスティーユと言います - への敬意を込めて、彼が生きていた当時の1974年ビンテージをキー原酒としたこのボトルが生み出されました。
コニャック・ポールジローが持つ繊細で柔らかい風味、透明感のある柑橘系の香りは今回のキュベスペシャルでも健在です。
年数を経たグランシャンパーニュの古酒のみが持つ深みのある余韻を、ぜひ一人でも多くの皆さまに楽しんでいただきたいと願っております。