『キングスバーンズ コールタウン』~ピーテッドカスクによってスモークを纏ったローランドモルト
キングスバーンズ コールタウンは、ピーテッドウイスキーの熟成に使用されていた空樽ですべての期間熟成させることで、フルーティでフローラルなキングスバーンズの味わいにデリケートで甘いスモークを纏わせたローランドシングルモルトです。
香りはグリルしたバナナ、甘みを伴ったスモーク、ヘザーの香りがほのかに感じられます。味わいはバタークリーム、レザーのニュアンスや焦がした柑橘類のピールが感じられます。フィニッシュは温かみがあり、柔らかな塩キャラメル、穏やかな焚火、カルメ焼きの味わいを彷彿とさせます。ピーテッドカスクのためスモーキーさが前面に出すぎず、柔らかなスモークによってフルーティな味わいが一層引き立てられたシングルモルトです。
※「コールタウン」という名称はウィームス家が炭鉱業を行っていた1980年代ごろ、炭鉱で働く人々を住まわすためにつくられた 「コールタウン」と呼ばれるエステート・ヴィレッジの名前にちなんでいます。
キングスバーンズ蒸溜所はインディペンデントボトラー「ウィームスモルト」の創設者であるウィリアム・ウィームスが2014年に、ゴルフの聖地として知られるセントアンドリュースからほど近い東ローランドのキングスバーンズの地に創業した小規模蒸溜所です。蒸溜所の建物は1800年代に建てられた歴史的建築物を改修して使用。地元ファイフ産の大麦を使用し、じっくりと時間と手間をかけ1対のポットスチルによる2回蒸溜でつくられる量は、年間わずか14万リットルです。また、同蒸溜所内の小型ポットスチルではジンの製造も行っています。
香り:グリルしたバナナ、甘みを伴ったスモーク、ヘザー、ローズウォーター味:バタークリーム、レザー、焦がしたピール、塩キャラメル、穏やかな焚火、カルメ焼き