シェリーバットのベンネヴィス22年キングスバリーGOLDからリリース
今月もキングスバリーから実に興味深いボトルがリリースされました。
本来はブレンデッドを作るための蒸留所といったイメージが強かったベンネビスですが、竹鶴氏が近年脚光を浴びたことにより、この蒸留所への注目度も以前よりアップしたのではないでしょうか。
もともとオフィシャルボトルもバリエーションは多くなく、どちらかというと地味なイメージが先行していたかもしれません。
しかしながらその独特のフレーバーはクセになるファンも多く、特に長期熟成品には驚くほどのポテンシャルを持ったボトルもいくつか出ていました。
さて、今回のボトル。22年の熟成とすでに長熟と言っていいレベルですが、度数の強さと相まって力強い味わいが層になって波のように押し寄せてきます。
特にナッツやチョコレート、バターを思わせるような風味は、そのボディの強さとともに実にしっかりとした骨格を浮き上がらせています。