実力蒸留所クレイゲラヒ 新生コニサーズチョイスからリリース
長らくオフィシャルボトルが発売されず ホワイトホースやデュワーズといった人気ブレンデッドウイスキーの原酒としての役割を担ってきた「クレイゲラヒ」。
最近オフィシャルボトルが相次いでリリースされ、高評価を受けたことから近年急激に注目が集まっている蒸留所です。
最近はオフィシャルボトルでの展開に力を入れている蒸留所ほど、 ボトラーズブランドからの入手が難しくなる傾向にあるので、将来的にはここも今までとは状況が逆転することもあるかもしれません。
これまでモルトマニア以外にはあまり飲まれてこなかった隠れた実力派蒸留所の注目ボトラーズアイテム。
カスクタイプ:リフィルバーボンバレル 容量:700ml アルコール度数:46%
<テイスティングコメント> 香り:リンゴの花をまとった甘く軽やかなフローラルアロマが次第に大麦麦芽の香りへと変化する。 洋ナシとライムが柔らかいバニラと結びつく。チョコレートとかすかな松の木の香りが一緒に広がる。 味わい:甘いフローラルな風味がブラックペッパーと青りんごとともに感じられ、クリーミーなライムパイへと移り変わる。 かすかなアニスシードが完熟バナナやトーストしたオークのニュアンスとともに広がる。 フィニッシュ:ライトなボディでリコリスとトフィが結びつく。
新生ゴードン&マクファイル(以下GM)の新たなラインの中でも、一際高い評価と人気を得ているのがこのコニサーズチョイス カスクストレングスシリーズです。
ここまでリリースされたボトルはいずれも即完売となっております。
GM社といえば加水したアイテムが中心で、やや落ち着いた酒質の安定感ある美味さが代名詞的ボトラーでしたが、さすがに他を寄せ付けないほどの豊富な在庫を保有
しているだけのことはあり、長期熟成のカスクをボトリングするこのシリーズは群を抜いて素晴らしい仕上がりと、実に高い評価を得ています。
気になる今回の新商品は銘酒ホワイトホースの核となる原酒の一つ、クレイゲラヒ。
1800年代創業と大変古い蒸留所ですが、ホワイトホースの原酒確保を目的としており、市場に出る量も限られていたため知名度的にもややマイナーなモルトです。
熟成を経た原酒は実に奥深い果実味に溢れ、多くのファンを持つウイスキーです。
特に25年を超える原酒はあまり市場に出てこないため、樽出しでもある今回のボトルに期待感が高まります!
カスクタイプ: リフィルアメリカンホグスヘッド
生産本数:172本
<テイスティングコメント>
香り:複雑で繊細。ピーチ、バナナ、マンゴーがハチミツの風味と混ざり合い、繊細なバニラも強く感じられる。
味わい:温かくドライでスパイシーな胡椒から熟したバナナ、パイナップル、ライムへと移り行く。同時に甘いタバコの
風味、香ばしいローストコーヒーが現れて渾然一体となっていく。
フィニッシュ:繊細で熟成したオーク樽とココアパウダーを思わせる風味がいつまでも続いていく。