EXPERIMENT（実験）、EXPECTATION（期待）、EXPERIENCE（経験）3つのEXPをテーマにしたウィスク・イーの新シリーズ！

EXP³（EXPキューブ）は、熟成中のウイスキー原酒にウイスキーづくりにおける様々な専門家のアドバイスに基づいたトリートメントを積極的に施し、それがどのような変化を遂げるか見守るという実験的要素と期待を背負ったウィスク・イーの新シリーズです。このシリーズを通して様々なアプローチによる原酒の『進化』を経験していただき、その魅力や多彩な個性をお客様に伝えることを目的としています。

カリラ2014　ソーテルヌカスクフィニッシュは、カリラのスモーキーな味わいに貴腐葡萄から造られるソーテルヌワイン特有の甘味が調和することを期待し、ホグスヘッド原酒を2019年12月12日からソーテルヌワインの空き樽で3年6ヵ月という長期間に渡り追熟を行った9年熟成。穏やかで滑らかな口当たりを実現するために46度に加水し、ノンカラー、ノンチルフィルターでボトリング。
色はアンバー。グラスに注ぐと灰を伴ったやや落ち着きのあるスモークの奥からハチミツやグリーンレーズン、キャラメルといった甘いアロマが広がります。口に含むと酸味を含んだアプリコット、ねっとりとしたハチミツの甘味を柔らかなピートスモークが包み込みます。柔らかな甘味はフィニッシュまで続き、ほのかな塩味が加わります。 カリラ2014　アマローネカスクフィニッシュは、カリラのスモーキーな味わいに陰干ししたブドウから造られるアマローネワインのベリーの風味とほろ苦さが調和することを期待し、ホグスヘッド原酒を2019年12月11日からアマローネワインの空き樽で赤ワイン系カスクのフィニッシュとしては異例とも言える3年6ヵ月強追熟を行った9年熟成です。強いアマローネの個性を落ち着かせるためあえて46度に加水し、ノンカラー、ノンチルフィルターでボトリング。
色は赤みを帯びたアンバー。グラスに注ぐとブルーベリーのアロマや赤ワインのマスト（もろみ）に似た香りが広がり、オーク、灰を伴ったスモークが続きます。口に含むと果汁たっぷりの黒ブドウや熟れたプラムの甘味が口の中を満たし、落ち着きのあるピートスモークがゆっくりと現れます。フィニッシュまで続くベリーの効いた甘みにタンニンが程よく混ざり合い心地よい余韻が広がります。